インターン・シップ
やがてそんな薬漬けの生活は正常な判断を鈍らせ、どこからどこまでが夢で、どこからどこまでが現実かわかんなくなった。
今、自分が寝てんのか起きてんのかもわからなくなった。
大学も行かず、携帯もオフにして部屋から一歩も出なかった。
当時の悲惨さや辛さを振り返れば、今はあの時ほどじゃない。
胸に手を当て、大きく深呼吸をすると
「…大丈夫。
ちゃんと起きた」
自分にそう言い聞かしベットから降りると、Tシャツが地肌に張りつくほど寝汗をかいたから、シャワーを浴びにバスルームに向かった。