私に恋を教えてくれてありがとう【上】

「悪くないって言いなさいよ……」


夫人はそろりとベットに上がり、

夫に馬乗りした。


その手は牧田の両肩をガシリと勢いよく掴んだ。


「言いなさいよ……


 言いなさいよ!



 悪くないって言いなさい!!!!」


どんどん大きくなる夫人の声……。

揺さぶられる萎れた夫は薄めを開け、まっすぐ妻を見ていた。


これには夫人もやや驚いた。
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