最後の夏-ここに君がいたこと-
第四章
あの時は

悠太と一緒に居られることが

ただ、ただ、ひたすら嬉しくて

私たちは悠太の悲しみに

気が付いてあげられなかった。


悠太、優しいから、
言えなかったんだよね。





私たちが悲しむから、
だから、
だから……
隠していたんでしょう?

< 206 / 350 >

この作品をシェア

pagetop