私に恋を教えてくれてありがとう【下】
……もちろんこんなもの喉を通る訳がない。



「この手帳があれば結構いろんな事ができるのよ?


 何が出来ると思う?」



彼女はめいいっぱい糸目を見開き

少女の様に瞳を輝かせた。



「……さぁ……」



華子は肩をすくめて見せ


答えてみたが、自分でもわかった。



返事をしたその声は涙声になっていた。


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