LASTLOVE
二人とも深い眠りについているようで、声をかけられながら低く唸っていた。

ようやく意識を取り戻してもボーッとして、あたし達を不思議そうに眺めている。

その時、政樹があたし達を呼び止めた。

「おい!俺達の荷物があるぞ!」

政樹の指指した先の木陰に、あたし達の荷物が置かれていた。

政樹は興奮した様子で自分のバックを確認しに向かった。
あたしもすぐに政樹の後を追った。
そこには、全員分の荷物が置いてあるようだったった。

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