LASTLOVE
変わりに、鉄製の箱を見つけた。
鍵の部分にリングのストーンを入れる場所があり、期待をして入れてみたが開かなかった。

箱は重く、振ってみたらガシャンガシャンと金属音がした。

「これは、武器かな。」

「多分…」

結局、あたし達は自分達の箱を見つけることが出来なかったので、適当に浜辺で野宿することにした。

遠目で武器の入った箱がギリギリ見えるくらいの位置に移動した。

あたし達は昼間バックに入っていたカロリーメイトを食べて海を眺めた。

空腹感は満たされない。

「海があるんだから、釣りでも出来たらな。」

政樹は試行錯誤をして、木の枝を折ったりしていた。
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