LASTLOVE
政樹は真剣に考え込んでいた。
瞳が爛々と輝いている。

「それもそうね。小さい鍵を島中探したら何年かかってもおかしくないもの。」
あたしも、ハッと目が冴えた。

「何かオプションに意図があるはずだろ。俺達を選んだ意味が。」

「そうだね。」

「まず、ペアリングで物資を分けるのも悪意的だよな。万遍なく入れてくれるのが妥当だろ?各ペアで戦わせたり、物資に武器があるのも…」

「あ…確かに武器ってなんなのかな…?」

「ペナルティが骨折ってのもおかしいだろ?犯罪じゃないか?」

「そだね…。」

「つまり、このオプション絶対ヤバいだろ。」
< 34 / 62 >

この作品をシェア

pagetop