LASTLOVE
*   *   *

「夢!!」

「ん…?あれ??」

一瞬、何だここは?と不思議に思いながら目が覚めた。

「あ…時間?」

「移動しよう。」

「へ?」

思いがけない一言に寝起きの頭が一気に冴えた。

「美月と翔が箱を取りに来た。」

「まぢ?!皆まだ活動してるんだ!!」

「静かに話を聞いて。」

政樹はキッとあたしを見た。

*   *   *

(夢図太い神経してんなぁ。)

俺は、半ば呆れながら夢の寝顔を見ていた。

(ボーッと考えてるだけじゃ埒があかないから、書き出してみるか。)

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