好き?キライ?…どっち?
「今日は時間、タップリあるし、楽しみだなぁ〜」


昴はなぜか嬉しそうに運転をしている


まぁ…私も嬉しいんだけどね


車をアパートの前に止めてもらう


「すぐ来るから待ってて」


「荷物取りに行くよ?」


「ううん!いい!絶対来ないでよ」


私は急いで部屋に向かった


ずっと男っ気のない私の部屋は女らしい部屋ではなく、ごく普通


花なんてないし、可愛いモノも置いてない


こんな味気ない部屋、昴に見られたくない


私は急いで、着替えや化粧品、大学で使うモノなどをバックに詰めた


そして昴の車に乗り込み、、私を乗せ、ホテルへと走り出す


昴が日本を経つ日まで過ごす、私の仮の住まいへ──…





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