ほっとちょこれーと *【完】
なんだかんだでも唯姉
芸能人だもん。
キレイだし、連れて歩きたいよね。
あたしなんかと比になんないし…
そもそもなんであたしなの?
「……はぁ」
結城 翼
やっぱり男の子。
なんか…うざいけど。
「心結先輩?」
「あたし1回 帰ろうかな」
「寒いですもんね。あっ上着、部室にありますよ?」
あたしは首を横に振る。
「ううん いいや。翼に言っといて、終わったらメールしてって…」
「わかりました♪」
さっきまでキラキラしてたグラウンド
今は、全く逆
サッカーしてる翼の背中にも……
ドキドキしない。
ただの嫉妬って言えばそれでおしまいなんだけど。
灯璃と勇心君、仲直りできたかな?
なんて他人の心配をするあたし。
家までの帰り道にたくさんのイルミネーション
クリスマスだなって実感する。
寂しいなんて……言えない。
悔しいから言わない!!
決めた。
あたしは翼の背中を追いかけたりなんてしない。
いつも追いかけられるのが当たり前だったから…
追いかけ慣れてないもん。
自分の気持ちのほうが相手より重たいなんて、自分がつらいだけじゃん?