ほっとちょこれーと *【完】

「……ってわけだからしばらく部活休むね」

「わかった。でも大丈夫?」


心配そうにあたしを見る颯斗



「うん。藍田先生も時間あるかぎり手伝ってくれるみたいだし」

「俺も手伝おうか?」

「いいよ。颯斗は自分の練習だけしてて。大会まで時間ないんだから」



マネの仕事は代わりがきくけどキャプテンは颯斗だけだもん。



「じゃあOFFの日は俺も手伝うよ」

「ありがと。じゃあ図書室行ってくるね」



今日から早速 翼君に教える。

一刻も早く…



「心結」

「何?」

「あんま無理すんな。結城が追試になってもお前のせいじゃねーからなっ!!」

「うん」



ありがと 颯斗

でも

でもね……

その言葉、翼君が追試になるの前提じゃん!?


やっぱオール赤点って空前絶後だもんね。


それなのに次のテストで平均的以上とか…諦めちゃっても仕方ないよなぁ~





「お待たせ……」


図書室に入る。

この時間はほとんどの生徒が部活だから、翼君の他に誰もいなかった。



「………。」


翼君?

もしかして、もしかしなくても寝てんじゃん。



「起きろー!!」

「ぅ…んー?」


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