年上女ですが…それが何か???
勘の鋭いとこも相変わらずなんだから。
なんて思いながら、
そこは今の私には禁句なんですけどー!
そう軽く冗談で返そうと思ったんだけど、やけに真剣な顔で私を見つめてくるから、思わず本気で答えてしまった。
「………そのつもりだったんだけど、つい最近、フラれちゃったんだ」
「マジかよ……」
ぽつりと呟いて絶句する恭ちゃん。
こういうところも、ホントに昔と変わってないなと思う。
進路指導の時もそうだったけど、私が仕事の愚痴を言う度に、親身になって聞いてくれた教師は、後にも先にも恭ちゃんだけだったよね。
「わりぃこと聞いちまったな………。すまん」
なんでここで恭ちゃんがそんな顔するかなぁ……
俯いて苦しそうに眉を歪める姿にちょっと切なさを感じながらも、私はあえて明るく笑ってみせた。
「あ、言っとくけど、すでに立ち直りかけてるから心配は無用だからね!」
そうじゃないと、昔ほんのり抱いていた気持ちが、心の中で再燃しそうになっちゃうから。
高校生の頃の私が、他の子達と同じように恭ちゃんに叶わぬ恋心を密かに抱いていたなんて、バレるわけにはいかないから。
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