年上女ですが…それが何か???






えっ!?




はっ!?






「あー…、やっぱり引いたよね?
ここまできたら言っちゃうけど、俺、明さんに会うためにこの街に住むことにしたんだ」






なぜか学校に居たのを見かけた時はびっくりしたけど……、と小さな声で呟いたコータ君に、驚き過ぎて何も言えない。






どういうこと……?





私に会うためにこの街にって……なにそれ……






ただただ、疑問だけが頭の中で渦巻いている。







そんな私の様子に気付いたのか、






「こんなストーカーみたいな話、ホントはずっと黙ってようと思ってたんだけどね……」






ちらっとこっちを見た後、そう力無く呟いてコータ君は再びうなだれた。






その横顔があまりにも可愛いくて、不謹慎だとは思うけど胸の奥が疼いてしまった。





だって、耳まで真っ赤にして、母性本能をこれでもかってくらいくすぐってくるんだもん。






やっ、ちょっ…もう、この可愛い物体に抱き着いちゃってもいいですか?






「……っ!?」






考えるより先に私がぎゅっと抱き着くと、コータ君は体全体を揺らして顔を上げた。







「あ、明さんっ!?」



「可愛い!可愛い過ぎる!!」







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