索漠
一階から俺の居る部屋迄血を滴らせている。簡単なトラップだが、これ以上悪戯に時間を浪費する事は出来無い。
耳を澄ませると、微かだが虫の鳴き声の中に足音を拾う事が出来る。俺は握り締めた紐を持って待つ。
徐々に足音が近付いて来る中、俺は握り締めた紐を引っ張りフラスコを机から落として派手な音を部屋中に響かせる。
―後は運否天賦の世界だ……
沈黙が流れる。この状況で相手が取れる選択肢は二つ。確認をするか無視をするかだ。
俺は握り締めた銃の撃鉄をカチャリと起し、無限にも感じられる時間に身を委ねているとカタリとドアが開く。俺は微かに空いている隙間から部屋を眺める。天は俺に味方をしたらしい。男はナイフを構え乍部屋の中央へと進み叫び声を上げる。
「間抜けが!足元が丸見えだぁ!!」
男は狂気を孕んだ声を上げカーテンに向かって蹴りを入れる。
「なに!!」
カーテンの奥に居るのは人体模型だ。俺は隙間から男が銃を手に持ったのを確認し、最後の罠である紐を引っ張り、派手な音を発て外に踊り出る。
「そこだぁ!」
男が発砲する。だが撃ち抜かれたのは等身大の鏡だ。
「間抜けはおまえだ!」
耳を澄ませると、微かだが虫の鳴き声の中に足音を拾う事が出来る。俺は握り締めた紐を持って待つ。
徐々に足音が近付いて来る中、俺は握り締めた紐を引っ張りフラスコを机から落として派手な音を部屋中に響かせる。
―後は運否天賦の世界だ……
沈黙が流れる。この状況で相手が取れる選択肢は二つ。確認をするか無視をするかだ。
俺は握り締めた銃の撃鉄をカチャリと起し、無限にも感じられる時間に身を委ねているとカタリとドアが開く。俺は微かに空いている隙間から部屋を眺める。天は俺に味方をしたらしい。男はナイフを構え乍部屋の中央へと進み叫び声を上げる。
「間抜けが!足元が丸見えだぁ!!」
男は狂気を孕んだ声を上げカーテンに向かって蹴りを入れる。
「なに!!」
カーテンの奥に居るのは人体模型だ。俺は隙間から男が銃を手に持ったのを確認し、最後の罠である紐を引っ張り、派手な音を発て外に踊り出る。
「そこだぁ!」
男が発砲する。だが撃ち抜かれたのは等身大の鏡だ。
「間抜けはおまえだ!」