Princessの掟短編集








「はいはい。」



私を宥めるように頭をよしよしと撫でてくる。



「…また子供扱いして。」


拗ねたように言うけど、優斗が撫でる手は優しくて払いのけるなんて無理。



「子供だと思ってたらこんなことはできないけど。」



「えっ…ん」



降ってきたのは甘いキス。



そっと離れて優斗は私のおでことおでこをくっつけた。



「わかった…?」



近すぎる距離にまたドキッとする。







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