ティアラ2
車は広い通りを真っ直ぐ走る。
何も言い返せなくて黙っていると、透吾はまた道を聞いてきた。

「……もう別れてるもん」
今更行ったって、どうしようもないよ。

「この前のことを忘れたのか? 別れてたんだろ、あんときも」
「もうそんな次元じゃないの!」

透吾は何も知らない。
あのあと、あたしたちは……。

「いまは連絡もとれないの。もう……避けられてるから」

無理だよ。もしかしたら、あの子といい感じになってるのかもしれないし。

あの状態とは違うってことを伝える。すると透吾は、呆れた目であたしを見た。

また怒ったのかな?

「駅まで送って。電車で帰……」
気まずくて帰ることを考え出したとき、透吾はハンドルを握ったまま、あたしの声も聞かず、はっきりと言った。
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