ティアラ2
話し終えたことには気づいていたし、顔を上げて「終わった?」と訊ねるつもりだった。でも、その前に……。

「疲れた?」
突然、透吾の顔がどアップで映ったの。驚いたあたしは大きな声で「何いきなりっ」と叫んでしまった。

「あ、ごめ……」
勢いよく彼を跳ね飛ばした、あたし。大げさだった自分が恥ずかしくて、慌てて謝る。

彼は押された右腕を手でさすりながら、びっくりした顔。
「…………」
やばい、と思った。

多分だけど、いまのあたし……顔が赤いかもしれない。

「ア、アカネさんたちは……」
気まずいからこの空気を変えたくて、あたしは必死に話題を探した。けれど、その考えもむなしく、透吾はこう訊ねてきたの。
「何かあった?」
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