ティアラ2
「やっぱ篤紀は、あたしの1番だよ」

あたしはもう、このひとに出逢ってる。

いつも素っ気なくて、欲しい言葉もすんなり言ってはくれない。会えば喧嘩ばっかだし、怒ってひとりで帰っても……追いかけてもこない。

でも、一緒にいたら落ち着くの。心から幸せを感じられる。


「何、これ?」

「……プレゼント」

デレデレしてるあたしに呆れていた篤紀は、ため息をついた後、ひとつの箱を放り投げてきた。

「なんで急に?」

「……なんとなく。旅行の費用、安く済んだから」

珍しい。篤紀がこんなふうに物をくれたりするなんて、めったにないことだから……変な気分。
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