ティアラ2
「開けてもいい?」
「開けるなって言っても開けるんだろ?」

よくわかってらっしゃる。
あたしはうんと頷いて、ワクワクしながら包装紙を開いた。

「…………」

桜色の指輪のケース。
パカッと開けたら、中には小さなダイヤが埋め込まれた可愛らしいリング。

「俺さ、あんま好きとか言わねぇけど、本当に好きだから……お前のこと。……これからはできるだけ、そういうの伝えるようにするから、これからも……一緒にいような」

篤紀は向こうを向いたまま、少し照れくさそうに言った。

「……篤紀」

すごく幸せで、泣きそうになった。

「……ありがとう」

あのままよりを戻していなかったら、こんな時間はないわけで。

「本当に嬉しい」

こんな素敵なプレゼントも、もらえなかったわけで……。
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