彼女ノ写真
「必要とか、不必要じゃなくてさ───何ていうか、、、僕は、、、どうしてもあれを無くしたくないんだって!」



「もう、無くしてるじゃないの。まだ無くしてないって思っているから、自分の彼女相手に、余計な後ろめたさを持ってしまったんじゃないの?メールも出来ないほどに。

───それとも、、、もしかして君は、私を失った後でもそんな事が言えるぐらい、おバカさんなのかしら?」



「君を失うって、、、なんだよ?」



「別に───そこに深い意味は無いわ。ただ比喩として用いただけよ。悪い?」





今日の彼女は、少し変だ。いつも以上に攻撃的だ。





ただ、そんな彼女だったとしても、いつもなら、それは彼女の魅力以外の何物でもなく、僕にとっては、ただただ愛しいのだけど───今の僕の心には、そんな愛嬌すら許容する隙間が無かった。





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