彼女ノ写真
毎回腕捲りをしながら、本気で準備運動をするハル先生には悪いけど、運ばせる訳にはいかない。




巻き沿いをくらって、ケガなんかしたくない。




だからと言って、納入品の検品をハル先生に任せるのは、多少不安だったけど、さすがに先生なんだから大丈夫───だったのかは、定かじゃないけど、大丈夫だろうとお任せした。




そんな僕の指示に───疲れたら交代するからね!───と、活き活きと楽しそうに検品し始めたハル先生は、本当に可愛らしい。




僕は生徒なのに。そういうの、ホントどうでもいーんだろうな、この人。





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