彼女ノ写真
これが今現在の僕であるならば、謝って、場合によっては弁償してと言う、なんて事ない大人ぶった対応で切り抜ける事が即座に頭に浮かぶのだろうけど、あの頃の僕には、そんな大人な計算式を描く知識も経験もなく、その後に待ち受けるかもしれない、先生からのお仕置きに恐怖し、号泣した事を覚えている。




あの時だ。僕が初めて、血の気が引くと言う経験をしたのは。




ちなみに、先生の方が母親の何十倍も優しかった事は、先生の名誉の為にも付け足しておこう(先生は、正直に謝った僕の頭を撫でてくれ、えらいね~と褒めてまでくれたのに、母親ときたら、母親ときたら、あの時の顔は何気に今でもトラウマだったりする)。





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