恋愛短編小説集

「いやっ!!」

元の手を払いのけ思わず口にしてしまった言葉

「ご、ごめん」

私は怖さのあまり足をゆっくり後ろへ下げる
けれどすでに遅かった


「なんであいつなんだよ!なんで俺じゃないんだよ!!」

彼の想いが私の心を食い破る
怖い

「あいつなんかより俺の方がふさわしい!」

ビクン

「あいつより俺を…俺を好きにならせてやる!」

ビクンッ

声の波動で教室の壁へと追いやられる
もうにげれない

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