love you
「助けて」
私ゎいつの間にか
龍司に電話をしていた。
「どうした!?今どこ?」
龍司ゎ声が裏返るほど動揺していた。
辺りを見回すと、近くに○○公園が見えた。
誰もいない、薄暗い公園。
「○○公園の近く・・・」
私が答えると電話ゎすぐに切れた。
それと同時にまた果てしない恐怖感が襲ってきた。
身体のいたるところがズキズキ痛む。
感覚のほとんどなくなった手で必死に起き上がると、
その公園に向かって歩き出した。
公園にの入口でフェンスに寄りかかり、龍司を待った。
いくら待ってもなかなか来ない。
足と手の感覚がどんどん薄れていき、
ひざや関節、顔がさっきに増してズキズキする。
でももう涙ゎこぼれなかった。
それからしばらく待つと、すぐそこの角を一台の車が曲がってきた。
「龍司っ!!」私ゎその車めがけて走り出した。
でもまた足がもつれて転んでしまった。
と、その前を車ゎ私を少しとうりすぎたところで静かに停止した。
「大丈夫-??」
その車から出てきたのゎ龍司でゎなく、
ギャルっぽい女の人だった。
「は・・・い」
心臓めがけて釘を刺された気分だった。
なんで龍司ゎこないの?
なんでこの女の人なの?
「本当に大丈夫なの?
顔から血・・・出てるけど・・・」
「え?!」
私ゎ驚いて顔に手をやると、
もう半分固まりかけた液体が手についた。
「家まで送ってやるからのりな!」
「・・・病院に連れてってください」
「病院?そんなキズでこの夜中にゎ入れないんじゃね?」