love you

いつの間にか私は看護婦さんの胸の中で泣いていた。

看護婦さんはとても暖かく、お母さんのようだった。


しばらくして、落ち着くと、看護婦さんゎ嫌がる私を無理やり家まで連れていった。

その看護婦さんゎお母さんの古い友達。

だから普通以上に私を大事にしてくれた。


「まなみ・・・

おかえり。」

泣きながら帰った私をお母さんゎ優しく出迎えてくれた。

看護婦さんゎ私とお母さんに深くおじぎをして帰っていった。

本当ゎおじぎしなきゃいけないのはコッチなのに。

でも、その時私におじぎをして「ありがとう」という気力ゎ残っていなかった。


「まなみ。帰って来てくれてよかった。

お母さん、ずっと考えてた。

まんみがまだ小さかった頃を。

まなみゎとても意思の強い子だったね。

「やる」って一回言ったことゎ必ずやりとげてた。」

「わかってくれてありがとう。」
< 35 / 110 >

この作品をシェア

pagetop