LASTLOVE
気付いた時には、政樹は果てていて、お腹に違和感があった。

「えっ…まさか…?」

「リング貸して。」

「ちょっと…中に出したの?」

「ああ。」

「こんな状況だからって無責任なことしないでよ…。」

「夢。俺はそんなことしたつもりはないよ。妊娠したら、パパになるから。」

あたしは、何とも言えない気持ちでリングを渡した。
「二人のが混ざり合った状態で…。」

突然、リングが赤く光った。リングには、数字が映し出されている。

「これって…電話番号…?」

そこには、050-××××-××××と一つには映し出され、もう一つには、LAST LOVEと映し出されていた。
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