LASTLOVE
「えっ…?!何…?!」

「何で…俺のこと拒否したの?」

あたしは、春と別れてから携帯を変えた。番号もアドレスも教えなかった。

「…あたしには、政樹がいるから…。」

本当は違った。
好き過ぎて忘れられなかったから…。
だから春に新しい彼女が出来たと知った時、あまりに辛くて連絡を絶ったんだ。
あたしは政樹と付き合うようになってから春のことは忘れられた。

なのに…なんでこんなとこで…

「俺、夢に拒否されて辛かった…。」

「手…離して…。」

あたしはキッと春を見た。
「ごめん…。」
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