LASTLOVE
「ちょっと待って…!」

俺は美月を引き離した。

「なんで美月がここに?夢は…?」

美月は気まずそうにしていた。

(嫌な予感がする…)

「おいっ!!どこに連れてったんだ?!」

怒鳴られて美月は躊躇しながら答えた。

「…私は知らない…春が連れていったから…。」

「えっ…!夢っ…!」

俺はすぐ砂地に向かったが夢はいなかった。
だけど、静かにしてどこかから声がしないか聞いていた。

そしたら聞こえて来たんだ…。夢の泣き声と、俺を呼ぶ声が…。

まさか…あんなに強引にされているとは思わなかったから、俺はショックだった。
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