生きて。笑いたい。







そう叫んだ途端に、目の前が真っ暗になった










…どうすれば明るくなるんだろう









「……………………」








あぁ…………そうだ





目、開ければいいんだ…










俺はうっすらと目を開く。



でも目を開けても暗くて………、訳が分からない










「あ…………」





しばらくして目がはっきりすると、夜だってことに気が付いた









傍にあった時計を見ると、もう真夜中の3時を回っていた









「………………はぁ…」








今のって。







夢だった?










『止めろ!!!!』









かなり焦っていた自分を思い出して、恐怖感が募る











夢で見た機械の音は、





昔に聞いたことのある怖い音だった









あの音を聞くと嫌になる









でも、俺が『嫌』だなんて軽々しく言えるほど、単純な音じゃないんだ











………あれはガキの頃、








初めて入院した日だった。













あの頃は、なんで自分が病院に泊まるのか分からなかった








めちゃくちゃ緊張してた












でも俺と同じくらいの男の子が隣のベットに居て。安心して












俺はその子と、友達になりたくて。















『明日、話し掛けてみよう』って企んでた


























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