総長とワタシ
赤龍との別れ
慌ただしく時間は過ぎ1月も終わりに近づいていた。
ライキはライキパパに話した通り赤龍の総長を引退する。
ライキは今までにないくらいの柔らかい表情になった。
倉庫のソファーに座るライキに私は声をかけた。
「お疲れさま」
ライキは「あぁ」と返事をし私を抱きしめた。
そして優しくキスをした。
いろんな思い出があるこの部屋とも今日でお別れ。
私は静かに部屋を見渡した。