飛べない鳥
『何か用だった?』


響が携帯をやりながら、
俺に聞いてきた。


俺は腹が減り、冷蔵庫の中に何があるか調べていた。


『別に…お前飯は?』


『腹減った。何か作って』


『分かった』



冷蔵庫から使えるものを見つけ出し、作れるものを考えた。



『野菜炒めだな…』



冷蔵庫の中に入っていたものは、キャベツ、ピーマン、人参、もやし、玉ねぎ、豚肉ぐらいしか入っていなかった。


この材料を使い、俺が作れるものは野菜炒めしか出来ない。


俺はフライパンをコンロの上に乗せ、油を少量垂らす。



そして調理開始。


順調に進めていった。



『出来た』



響に今作った野菜炒めと、ご飯を渡した。



『さんきゅ~、うまそうじゃん!』



響は美味しそうに食べていく。



どうやら味は大丈夫みたいだ。
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