空色パレット
「なっ…!」


短髪は怖いものでも見ているような目で笹河を見ていた。

そりゃそうだ。


こんな美人が男を殴るだなんて…。


「…邪魔しやがって」


笹河はつぶやいて、短髪の男を蹴り飛ばした。

い、痛そう。


「あー、くそっ」


「笹河さん、美人なのにそんな言葉…」


「お前より美人だろ?」


笑いながら、あたしの頬をつねってきた。

そーですよ、あたしは美人じゃないし、可愛くもない。


「顔洗うから、お前は先に外出てろ」


あたしは素直に頷いて、外に出た。


……日曜日……。


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