空色パレット
殴られた頭をさすっていると、笹河がまたSなことをしてくる。

あたしの頬をつねってくる。


「痛いっ!」


「当たり前だろ」


強くやってるんだから、と自慢げに言ってくる。


「お前、Mみたいだし」


「はぁ!?」


ゴンッ。

鈍い音が響いた。
あたしは、笹河に頭突きをした。


「い、石頭っ……」


「ふん。これでも、瓦を割った頭ですから」


空手とか習っていたわけじゃない。たまたまって言うか…。


歩いていたら、上から瓦が落ちて…あたしの頭に直撃。

瓦は真っ二つに。


これはマジな話。


「マジで割れそう…俺の頭」


割れちゃえ。割れちゃえ。

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