空色パレット
「それに人参とジャガ芋なしなんてカレーライスじゃねぇ」


「そんなぁ」


あたしの食べたいものを聞いたじゃん。


「…グリーンカレーのがいいか?」


「普通のでいいです」


もうわかったよ。
諦めてあげるよ。

嫌がらせとして、笹河のしっぽをぎゅっと握りしめたまま睨んだ。


「エロいぞ」


「ふんっ」


知らない、知らないっ。

もう何も言わないし、言うこと聞かないからねっ。


「俺も触るぞ」


「!!」


「触られたくないなら、ちゃんと返事しろよ?」


ううっ、最低だ。

そんな汚い脅し…卑怯だ。


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