空色パレット
俯きながらレジに向かっていると、アイス売り場があった。

あぁ、アイス…。


「食いたいのか?」


「別にっ」


「バカ」


笹河はイチゴのソフトクリームとイチゴ味のかき氷をカゴの中に入れた。


「い、いりません!」


「いつまでもすねてんな」


だって…。


不機嫌な顔になる笹河。
そんな恐い顔であたしを睨まなくても。


「行くぞ」


レジに向かって、また歩き出した。

そして、笹河がますます不機嫌になってしまうことが起きた。


女の店員が笹河を見つめながら、彼女は?とか、日曜暇ですか?とか積極的に笹河に話しかけていたからだ。


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