空色パレット
笹河、そんな店員に一言。


「しゃべってねぇで、さっさと仕事しろ」


さすがだ…。
でも、八つ当たりみたいなもんだよね。

いつもなら、『あぁ』とか言って流すのに。


「ちっ」


店員から材料の入った袋を受け取り、舌打ちをする笹河。

さ、最低だ。


あたしを睨んでくる女店員。

え?


あたしが悪いの?

違う、違う!

笹河のせいじゃん、関係ないって。


「待ってくださいよぉ」


「…ほら」


笹河は、強引にあたしの手を引っ張って……え?


て、て、手…繋いじゃってるよ…。


< 195 / 377 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop