愛してるのに愛せない
「大輝、嘘だよ」
「ばーかっ♪」
あたしと海斗がニヤニヤしながらバラすと、慌てていた大輝がガックリする。
「なんだよ〜…」
「ご飯できたよ?」
「早く食べないと冷めちゃうよ〜?」
大輝が起きて、あたしたちは朝ご飯を食べる。
そして、その後に勉強して、あたしたちは光太さんに車で送ってもらった。
「お世話になりました」
あたしは光太さんにお辞儀をした。
光太さんがあたしをジッと見る。
なんだろう…?
「彩…」
「はい?」
光太さんがあたしを呼び、返事をする。
「海斗と…ずっと親友でいてあげてくれよな…」
ずっと親友か…
あたしは海斗が好き…
だから、ずっと親友かなんてわからない…
「当然です!親友以上になりますからっ」
「ありがとう…じゃあ、おやすみ。料理美味しかったよ」
光太さんは本当に料理が美味しかったみたい…
それは嬉しい限りだった。