愛してるのに愛せない
――――――――…
結局、あたしたちは話し続けて朝を迎える…
その間、あたしと海斗はまだ少ししかない思い出を振り返っていた。
海斗と話すのって楽しい…
スズメの鳴き声が聞こえる朝…
「もう朝か…」
海斗が眩しそうに外を見た。
「朝ご飯…どうする?」
あたしは海斗に朝ご飯のことを聞く。
海斗は台所に向かい、あたしも海斗についていく…
「何作ろうかな…」
海斗が冷蔵庫を開けて食材を漁っている。あたしも海斗の隣に行き、海斗と並んで冷蔵庫を覗く。