ツンデレ彼氏をGETしろ!
〈ピー…ガガ…
えー、昼食はとられたでしょうか?ただいまから、午後の部に移ります。
では、楽しんで下さい!〉
午後の部の開始の放送が流れた。
菅先輩はすくっと立ち上がって清々しい笑顔で俺を指差した。
「渡辺 千里!お前に勝負を申し込む!」
「しょう、ぶ?」
「内容はまだ考えてない!お前が、自分の気持ちに正直になったときが勝負だ!
…抜け駆けは構わない!」
菅先輩は早口で言い終えると「じゃあ、俺は見回りしてくるからよろしく!」と去っていった
それから少しぼぉっとしていたら
《えー、あー。告白大会!!
もうすぐ開始いたします!希望の方はこちらに一声かけてください!》
なんとか桜って奴のマイクを通した声が聞こえた。
俺は一番後ろで変な輩が居ないか見張る役。
…何故かマイク所持で。
なんとか桜が司会
春野が司会2だ。
客は結構な量集まっていてみな今か今かと待っていた