秘密の授業〜あたしの青春〜
あたしは教卓にいる先生からは死角……机の下で携帯を開いた。
先生が休みということは……先生は家にいるってことだよね。
だから昼間だけどメールしても平気かな、みたいな……。
To. 山崎
Sub. 無題
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先生、体調不良?
大丈夫?
辛かったらメールの
返事、いらないから!
‐end‐
メールを送信した後、すぐに先生から返事がきた。
From.山崎
Sub. Re:
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死にそうだ。
‐end‐
死にそう!?
えっ……それって……ヤバくない!?
「先生!あたし用があるので……早退します!」
「え、ええっ!?ちょ、愛川さん!?」
あたしは先生なんて気にせず、とりあえず学校から出た。