秘密の授業〜あたしの青春〜



「ふふっ……」


あの日を思い出すと顔がつい、にやけてしまう。


「お顔がゆるゆるですよー」


あたしの顔を指でつんつんしながら言う真美は、明らかにつまらなそうな顔をしている。


「いいじゃん!ヤバい好きなの!」

「だいたいあんたも単純すぎでしょ!普通そんなんで好きになる?」


単純……なのかな?

あたしはあの言葉とか、仕草……全てに恋しちゃったんだけどな。


最初は憧れかも、とか思ったけど……今は完璧に好き。
教師とか関係なく……大好き!


毎日先生を見るだけで、キュンキュンしちゃうんだもん。
なんであんなに格好良いんだろう?


「なるよ!本当先生、大好き!」
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