恋する心は“あなた”限定

あ…
私も、バドミントンの試合…もうすぐだ…。


行かなきゃ…!!


慌てて保健室を出ると、そこには雅お兄ちゃんが立っていた。


「あ…雅お兄ちゃん、どうしたの…?まさか、どこかケガしたの!?」


確か、雅お兄ちゃんもサッカーに参加するって言ってたし、空守君みたく転倒したのかな…!?


「いや…どこもケガしてねぇから大丈夫。」


「そ…そっか。それじゃあ私、ちょっと試合があるから行くね…!」


フッと笑ってくれた雅お兄ちゃんに安心しつつ、その横を通り過ぎようとすると…


「……アイツと、また会ってたんだな…。」



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