Time Machine




ドキドキ・・・


かおも手も赤い。


あたしたちの間に微妙な空気が流れる。




「あ、あのさ!
あたしどれくらい寝てたの??」

「え?・・・あ、あぁ・・・
2時間くらいじゃね?
俺も途中で寝ちゃったからよくわかんねぇけど。」


・・・ん?

途中・・・???



「え、裕太さ。
もしかして
ずっとあたしに付き添ってくれてたの??」

「あぁ。
お前がいつ目覚ますかわかんなかったからな。」



「え、ずっと???!
あ、ご、ごめん!!」

「ベツにいいよ。」

「でも、授業が・・・!」

「いいってば。
それに俺だって授業さぼれてラッキーみたいな?」


いたずらっ子のように笑う裕太。



その優しさに
温かい気持ちがこみ上げて来る。




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