愛恋
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『南東中学校前行き~』
「これだ~」
夏に休みはよく、親戚のおばさんの運営しているお菓子屋さんの店番を頼まれて、あたしはバスを乗り継いで都心のおばさんの和菓子屋に通っていた。
自給300円。
まぁ、小学生のあたしには充分だった。
帰りはいつも7時頃。
バス停に着いた地元行きのバスに乗り込む列に並ぶ。
ドンっ-。
「っ、すみません」
7時頃は帰宅ラッシュ?って言うのかな?
とにかく、めっちゃ込んでる。
でも
「お、らっきー」
運良く席が空いてたので素早くおじさん達の間をくぐって、座った。