年下男子♂
「皆おはよー!」
私は学校に着き教室に入り、笑顔で挨拶した。
「あ!おはよ☆愛理〜」
「愛理おはよ〜〜」
「おはよ☆」
友達は皆笑顔で返してくれた。
そして友達2人が私のところに駆け寄ってきた。
私は席に着き教科書を机に移した。
「愛理〜今日バレー部の見学行かない?!」
1人の友達が私の腕を掴んで聞いてきた。
彼女の名前は上杉由香。
由香は入学式の日最初に私に話し掛けてくれた子で、今では大切な友達だ。
「あ…!ごめん!今日放課後用事あるんだ!また明日でも一緒に行かない?」
私は放課後智也の友達が来る前に部屋を片付けなければいけない。
だから部活の見学などに時間を費やす暇はなかった。
私はごめんと手を合わせた。
「そっかー…じゃあ明日行こ☆」
由香は嫌な顔一つ見せず笑顔で言った。
由香はやっぱり優しいな。
私は改めて思った。