年下男子♂


「皆おはよー!」

私は学校に着き教室に入り、笑顔で挨拶した。


「あ!おはよ☆愛理〜」

「愛理おはよ〜〜」

「おはよ☆」


友達は皆笑顔で返してくれた。

そして友達2人が私のところに駆け寄ってきた。


私は席に着き教科書を机に移した。


「愛理〜今日バレー部の見学行かない?!」


1人の友達が私の腕を掴んで聞いてきた。

彼女の名前は上杉由香。

由香は入学式の日最初に私に話し掛けてくれた子で、今では大切な友達だ。



「あ…!ごめん!今日放課後用事あるんだ!また明日でも一緒に行かない?」



私は放課後智也の友達が来る前に部屋を片付けなければいけない。



だから部活の見学などに時間を費やす暇はなかった。


私はごめんと手を合わせた。



「そっかー…じゃあ明日行こ☆」



由香は嫌な顔一つ見せず笑顔で言った。



由香はやっぱり優しいな。

私は改めて思った。

< 5 / 114 >

この作品をシェア

pagetop