シムーン
俺もここまで頑張ってきたんだな…。

夜景を眺めながら、俺はそんなことを思った。

って、しみじみしてる場合じゃねーな。

明日も仕事だ、そろそろ寝なければ。

そう言い聞かせると俺はリビングを後にして、バスルームへと足を向かわせた。

シャワーを浴びると、愛用のスウェットを身につけた。

髪を拭きながら、リビングへと足を向かわせた。

寝室では、彼女がまだ寝ているかも知れない。

それに…彼女とつきあってもないのに彼女がいる寝室に行くのは、やらしい意味がするような気がした。

気は向かないが、ソファーで眠ることにしよう。
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