シムーン
彼女の顔がますます紅くなった。

そんなところも愛しいと、俺は思ってしまう。

「――真希、好きだ」

そう言ったのと同時に、俺は彼女の額に唇を落とした。

「――私も…」

小さな声で、彼女が言った。

かわいい。

「――ちょっと、勇!?」

「んっ、何?」

「会社…」

「今日は休みだろ?」

「あっ…」

小さく呟いたのと同時に、顔の紅さが増した。

かわい過ぎだ。

「真希、好きだ」

「私も…」
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