シムーン
SIMOON3*幸福*

Sweetー甘い日々と甘い彼ー

結ばれた…。

そう思うと、躰が熱くなった。

私、本当に彼と結ばれたんだ…。


そっと目を開けると、視界に髪の毛が入った。

彼の髪の毛だ。

私は、彼の腕の中にいる。

当たり前になってきた朝の日常。

彼と愛しあった朝は、だいたいこんな感じだ。

結ばれて、もう10日が経つのかな?

「――んふっ…」

そう思ったら、つい笑ってしまった。

主任みたいなやらしい笑みを浮かべてしまう。

「何をニヤニヤしてんだ?」
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