シムーン
翌朝。

キッチンからのいい匂いが寝室まで漂っていた。

真希が朝食を作っている。

新婚みたいだな。

そう思いながら、俺はネクタイを締めた。

ふとベッドの横にあるテーブルに視線を向けると、
「んっ?」

そこに置いてある携帯電話のイルミネーションがチカチカと光っていた。

着信か?

俺は携帯電話を手に手に取ると、開いた。

画面には、メールのマークが表示されていた。

いつの間にきてたんだろうか?

そう思いながら、メールを開いた。
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