君に捧げる想い 〜birthbywhiteday〜
「あげは!」

あげはの後を追った。

「待ってくれ」

あげはは止まってこちらを向いた。

制服のスカートがふわりと上がった。

スカートも少し短くなっている。

今なら細かな変化も見逃さないのにな。

「何?」

「話があるんだ。良いか?」

「私はないよ」

「少しで良いんだ」


あげはがオレの方を見ようよしない。

「トイレに行きたいの」

あげははそう言って行ってしまった。
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